Misc Electric Guitars




Teisco Del Ray Spectrum 5 - 1966 - SB & WH



1966年製
S/N  :  unknown
Color : White、Sunburst




おおーっ、御大がついに日本のビザール・ギターにまで手を出していたとは!
このギターは日本が誇るエレキギター黎明期の名ブランドTeisco(テスコ)の最高級モデルのSpectrum 5といい、1966年7月に発売され海外にも丸紅を通じてWMI社(Waiss Musical Instrument)という会社と契約を結び積極的に輸出をしており、その時に海外向けのブランド名で[ Teisco Del Ray ]となりました。
このネーミングはWMI社からの要望というか指定があったそうですが、このギターもその時期に輸出された中の1本ではないでしょうか?
その後、残念ながらこのSpectrum 5が発売された半年後の1967年1月にテスコは経営不振で河合楽器に吸収されてしまい、このモデルも生産終了を余儀なくされました。

しかし1990年代に入って河合楽器からTeiscoブランドで限定再生産され、その後も度々限定再生産されています。

御大の所有している上段右の2枚の画像のギターのSpectrum 5は写真からパーツ等を判断するにおそらく1966年のオリジナルだと思われます。
海外の文献などによると入手したのは2004年ぐらいだとの事ですがこの辺りの真偽の程は不明です。

また左の2枚の画像のギターは全くの推測ですがそれ以前には見た事がないので比較的最近入手したのではないでしょうか?
これもおそらく1966年のオリジナルだと思われますがボディ・カラーがレアなホワイトです。

ちなみに上段右の2枚の画像のギターでレコーディングされたのは2004年の4thソロ・アルバム[ Shangri-La ]に収録の[ Postcards From Paraguay ]です。

左の2枚の画像のギターはレコーディングで使われたかどうかは不明ですが、2007年発売の5thソロ・アルバム[ Kill To Get Crimson ]からのヨーロッパでの第1弾シングル[ True Love Will Never Fade ]のPVで使用されています。

しかし同曲のLIVEではFender Mark Knopfler Stratocasterが使われており今後ステージ等で活躍するかどうかはまだ不明です。

でも意外にこういったチープさが魅力のビザール・ギターも似合ってしまう御大って…、 大好きです。




Dan Electro Model 3011 - 1956 - BLK



1956年製
S/N  :  unknown
Color : Black




このギターは比較的最近入手したのではないかと思われます。
通常エレキ・ギターというのはボディやネックが木で出来ているのですが(稀にグラファイトやメタル製もありますが)このダンエレクトロは何と紙で出来ています。
ボディもネックもダンボールの様な紙を圧縮して周りに布を貼って作っているのです。
更にユニークなのはピックアップに使われている型がなんと昔の口紅のケースなのです。
その為にこのピックアップはリップ・スティック・ピックアップと呼ばれています。

元々はアメリカの大手通販会社シアーズ&ローバック社の製品で安価なエレキ・ギターというリクエストに答える為に、この様なユニークな製法が取られていた様です。

しかし楽器としてはなかなかのクォリティで、そのサウンドは世界中のミュージシャンに定評があります。
このギターを使った有名なミュージシャンといえば元Led ZeppelinのJimmy Pageが有名(Yardbirdsの頃から使っているが彼のギターは2PU仕様なのでModel 3021)ですが、2004年頃からノップラーもレコーディングやステージで使い始めました。

レコーディングでは2004年の4thソロ・アルバム[ Shangri-La ]の[ Donegan's Gone ]や2006年にエミルー・ハリスと共演したアルバム [ All The Roadrunning ] に収録の[ Right Now ]で使用されました。

またLIVEでは2005年のShangri-La Tourでは[ Donegan's Gone ]で2006年のエミルー・ハリスとのツアーでは[ Right Now ]で使用されました。

Kill To Get Crimson TourやGet Lucky Tourでも[ Donegan's Gone ]を演奏する時にはやはりこのギターが使われています。




Silvertone Espanada 1452L - 1960's - SB



1960年代製?
S/N  :  unknown
Color : Sunburst




このギターも入手時期は不明です。
このSivertoneというギターも前述のDanelectro同様、通販会社のシアーズ&ローバックが発売していた安価なモデルです。
御大の持っているモデルはEspanadaというSilvertoneの中では最高機種モデルです。なんたってピックアップが2つ付いてアームまであるんですから。
またこのモデルの名前にはSilvertoneブランド以外にも前述のDanelectroやCoralといったブランドからも同型機種(つまりOEMかな?)が出ておりモデル品番は共通して 1452L となっています。

この辺りは当時のアメリカの楽器産業のユルさを感じますね~。時代かな。

このギターは2004年発売のアルバム[ Shangri-La ]で[ Boom, Like That]と[ Stand Up Guy ]、[ Don't Crush The Ambulance]で使われました。
LIVEでは2005年のShangri-La Tourで[ Boom, Like That ]を演奏する時に使われていました。

しかし御大は渋いビザール・ギターを色々持っていますね。
意外とこーゆーチープでかわいいギターがの好きなんでしょうね!




Gretsch Country Club - 1950's - Orenge



1950年代製
S/N  :  unknown
Color : Orange




このギターの入手時期は不明ですが、2006年のエミルー・ハリスとのAll The Roadrunning Tourでどの公演でも必ず使われていたので、もしかしたらこのツアー用にあつらえたのかもしれません。
一見すると1950年代前半のモデルに見えますがもう少し色々な角度からの写真が無いと判断し難いですね。
Fホールがフェイクではないのと、1957年以降のフィルター・トロンというハムバッキング・ピックアップではなく、それ以前に標準装着されていたダイナソニック・ピックアップなので1957年以前のモデルではないかと推測しているのですが。
このギターはオフィシャルDVDの[ Real Live Roadrunning ]でも確認出来るのですが、かなり綺麗なのでもしかすると最近の再生産モデルかなという気もしますが、1954年製Fender Stratocasterや1959年製Gibson Les Paulみたいに綺麗だけど本物だったりもするので一概に決め付けられませんね。

意外に(?)マニアなノップラー御大の事ですから、レアなオールドだったりするかもしれませんね。

なお、このグレッチは2007年のKill To Get Crimson Tourでは今のところ登場はしていません。




Eastman unknown Model - 2000's - SB



2000年代製
S/N  :  unknown
Color : Sunburst




このギターは新品なのにヴィンテージ・ギターの様なトーンが出る「驚愕の鳴り」が2~3年前からJAZZギター愛好家の間で話題になっているEASTMANというドイツのメーカーの製品です。
このギターの特徴はボディがALL単版削り出しという手間のかかる、最近ではなかなか大手メーカーでは行わない丁寧な仕事で定評のある制作方法にあります。
その造りがいわゆる「驚愕の鳴り」といわれるボディの共鳴になっているのでしょう。
セミアコ、フルアコのフリークの人は現在一番注目している新興ブランドではないでしょうか?

御大が入手した経緯は判りませんが、もしかしたら誰かのを借りたか、楽屋でEASTMANの営業マンに勧められて「なかなかいいじゃん、コレ?。」とか言いながら弾いているだけなのかもしれませんが。(-_-;)
ステージ等で使っているのも見た事ありませんし・・・・

唯一確認出来るのは2006年のオフィシャルDVD[ Live Real Roadrunning ]の楽屋でのシーンでフィドル奏者達と楽しそうにセッションしているシーンですね。

こういった話題の新興ブランドのギターを持っているという珍しさもあって掲載しましたが、もしかしたら気に入って使い出すかもしれませんね?
後述するスタインバーガーみたいな例もありますから。




Steinburger GL-2- 1980's - BLK



1980年代製
S/N  :  unknown
Color : Black




1980年代初頭にヘッドレスにグラファイト樹脂ボディというそれまでの常識を覆すギター構造で度肝を抜いたスタインバーガー。
このギターもノップラー所有のギターでは割と有名なギターです。

よく知られている映像パフォーマンスでは1986年のプリンス・トラスト・コンサートでスティングと共に[ Money For Nothing ]があります。
今は亡き故ダイアナ元王妃が隣で仁王立ちしているチャールズ皇太子にお構いなしにノリノリで踊りながら観覧していたのもこのコンサートでした。

そういえばダイアナさんはダイアー・ストレイツのファンだと語っていましたね。
ノップラーがチャールズ皇太子に謁見した際に皇太子から「私の妻は[ Love Over Gold ]をよく聴いています。」と言われ、「へぇ~、そりゃ光栄です。」と答えたといいます。(ちょっと意訳しているかもしれませんが。)

スタジオ盤の[ Money For Nothing ]でもこのギターで録音したとの記述もどこかの文献で目にしました。
LIVEでは1985年~1986年のBrothers In Arms Tourでやはり[ Money For Nothing ]と[ One World ]を演奏する時に使用していました。

それ以降は殆ど公けのパフォーマンスでは使われていない様です。




Erlewine Automatic - 1980's - Red



1980年代製
S/N  :  unknown
Color : Red




Erlewine(アールワイン)というメーカーは、かつてはJohnny Winterの使用でもお馴染みの奇抜なボディ・デザインで知られるアメリカの小さなギター・メーカーですが、ノップラー所有のギターは比較的オーソドックスなスタイルのデザインです。

1ピックアップに1ヴォリュームというシンプルなルックスの他にはこのギターの特徴はあまりよく判りません。

エピソードとしてはノップラーはこのギターの事を[ The Pig ]と呼んでいたそうです。

ちなみに1982~1983年のLove Over Gold Tourでの[ Industrial Disease ]で使われていました。




BaldWin Burns Double Six- 1960's - Red



1980年代製
S/N  :  unknown
Color : Black




イギリスが誇る名ギター・ブランドのBurns(バーンズ)。ノップラーの尊敬するシャドウズのハンク・マーヴィンのシグネイチャー・モデルを発売していました。
このマーヴィンのオリジナル品はマニア垂涎のレア・アイテムで市場価格も高騰の一途を辿っています。
そのBurnsが1965年にアメリカのBaldwin社に吸収合併され、それ以降のモデルはBaldwin-Burnsとなりました。

ノップラーの所有するBaldwin Burnsは12弦のエレキ・ギターです。
デビュー前から所有していたそうですが、このギターはあまり活躍はしていなかったそうです。
ちなみに1980~1981年のMaking Movies Tourでは[ Angel Of Mercy ]を演奏する時にのみ使われていました。

個人的な主観ですが、ノップラーはこういったイギリス製のギターがよく似合うと思うのでもっともっと使ってほしいですね。




Fernandes Start Type - 1980's - MBL



1980年代製
S/N  :  unknown
Color : Metallic Blue




日本製のフェルナンデスのギターです。
日本人が最初に買うエレキのメーカーという印象が強いです。(近年は20万円以上アーティスト・モデルもあり、必ずしも安価なギターだけではありませんが)
ノップラーがこのギターを所有した経緯は全く判りません。

ちなみに1982年の[ Love Over Gold }のレコーディング前のスタジオ・セッションで使用されていたとの事です。




HOFNER 172 - 1960's - Red



1960年代製
S/N  :  unknown
Color : Red




ドイツのヴァイオリン・メーカーであるHofner(ヘフナー : 本当はoの上にウムラウトが付きます。)が1960年代に発表したソリッド・ギターです。
このメーカーはPaul McCartneyがBeatles時代に使用していたヴァイオリン・シェイプのベースModel 500/1が有名で、現在もヴァイオリンやこのタイプのベースを製造しています。
恐らくこのモデルは1960年代初頭のエレキ・ギター・ブームに乗じて製作されたのだと思われます。このモデルを含め4種類のソリッド・ギターと2種類のセミアコ、4種類のベースがありました。
ノップラーが入手した経緯は判りませんが、2007年発売のアルバム[ Kill To Get Crimson ]のレコーディング・セッションで使用されている様です。
どうやら御大はいわゆるビザール・ギター(Bizarre Guitar)が好きらしく、面白いのを見つけると手に入れちゃうんでしょうね。
まあ価格も安いですしこの手のギターにしか出ない音色というのもありますから、御大はそういった魅力を知り抜いているのでしょう。
個人的にはこの手のギターは大好きなので、使える音色であればライヴとかでもガンガン使ってほしいですね。







まだまだ掲載しきれていないギターも色々ありそうですが、判り次第追加していきたいと思います。
また画像が空白の部分は入手次第入れていきます。