Ginson Electric Guitars




Gibson Les Paul Standard - 1958 - SB



1958年製
Serial number : unknown
Color : Sunburst




1996年のGolden Heart Tourから遂に御大(もちろんノップラー大先生の事ですよ)もKing Of Electric Guitar、モノホンの1958年のレス・ポールを使い始めました。

入手したのはその前年の1995年に[ Golden Heart]のレコーディングでナッシュヴィルに滞在した際に楽器店でご購入されたらしいです。
その楽器屋はかのエリック・クラプトンが1970年に後にブラウニーやブラッキーと呼ばれるストラトを購入した店と同じらしいです。
アメリカの楽器業界では知らない人はいない程有名なGeroge Gruhn氏が経営するGruhn Guitarsらしいです。

このGruhnさんはギター・フリークには広辞苑の様な存在の[ Gruhn's Guide To Vintage Guitars ]の著者です。
とにかくアメリカの楽器業者やミュージシャンからは尊敬されていて、私も会って彼の著書にサインしてもらった事がありますが温厚で誠実そうな人でサインと一緒に私の似顔絵イラストとなぜかチューリップを書いてくれました。
ルックスは目の細いシャン・レノ(←何やねんそれ。)みたいな人でしたが。 f ^_^;

さて閑話休題しましてこのレス・ポール、1958~1960年製までの機種の現在の市場価格はとてもじゃないですが素人がギターに掛けるお金の常識を遥かに超えています。
東京郊外の3LDKのマンションがキャッシュで買えます、マジで。そのぐらい高いス。Too Expensiveです。 ( -_-;)

御大(この表現、気に入ってきました。)が入手した当初はボディの赤みが結構残っていて、一見するとBrothers In Arms Tourで使っていた1984年製のLes Paul Standard Reissueなのかと思いましたが、だんだん赤みが退色してきて現在ではいわゆるレモンドロップと呼ばれるレス・ポール独特の色合いになってきました。

見たところオリジナルの状態を保っている様で、ピックアップもオリジナルのP.A.F.と呼ばれるものが搭載されています。
このギターはソロ第1弾アルバム[ Golden Heart ]の中で甘く太いトーンが聴こえるギター・サウンドはほぼこのレス・ポールです。
ギター・マニアの方なら1曲目の[ Golden Heart ]を聴いただけですぐにオールドのレス・ポールの音だと気づくでしょう。

その後ツアーでも惜しげもなくメイン・ギターとして使い始め、1996年のGolden Heart Tourでは[ Darling Pretty ]、[ The Bug ]、[ No Can Do ]、[ Rudiger ]、[ Je Suis Desole ]、[ Calling Elvis ]、[ Cannibals ]、[ Brothers In Arms ]、[ Money For Nothing ]、[ The Long Highway ]、[ Water Of Love ]、[ Are We In Trouble Now ]、[ Going Home ]で使用しました。

2000年の2ndソロ・アルバム[ Sailing To Philadelhia ]では[ Baloney Again ]、[ Last Laugh ]、[ Speedway At Nazareth ]、[ Junkie Doll] でレコーディングに使用されました。またシングル・カットされたWhat It Isのカップリング曲[ Long Highway ]でも使用したとの事です。

そしてSailing To Philadelhia Tourでも[ El Macho ]、[ Junkie Doll ]、[ Pyroman ]、[ Speedway At Nazareth ]を始めとして10曲近く使用しています。

オフィシャルDVD[ A Night In London ]や[ Concert For Montserrat ]でも御大がこのレス・ポールを抱えている様子が観られます。




Gibson Les Paul Standard - 1959 - SB



1959年製
Serial number : unknown
Color : Sunburst




そして上記の1958年製レス・ポールのなんとサブ・ギターとして1959年製レス・ポールが登場します。
1958年製と1959年製は基本的には同じ仕様なのですが、簡単にいうと1959年製の方がややネックがスリムになっていて、それが微妙にサウンドの違いになり、ひいてはプレイヤビリティの違いにもなっているのだと思います。
またボディ・カラーの退色も1年遅く製造しているせいか、赤みの強いチェリー・レッドっぽい状態のものが多いです。

御大のそれは飽くまでサブ・ギターなのでであまりメインで使っている写真や映像は観た事がありません。

とはいえ2006年のエミルー・ハリスとのAn Evening Of Duets Tourでの[ Speedway At Nazareth ]や2007年の[ Song For Sonny Liston ]などでカポを付けて使用している映像もあるのでまるっきり1958年レスポールの控えという訳では無い様です。

また写真等で見る限り、恐らくオリジナル・コンディションのままではないかと思われます。

う~ん、しかしもったいない。1958年製のと2本合わせれば東京23区内の南西辺りの3LDKのマンション買えまっせ !?




Gibson Les Paul Standard Reissue - 1984 - CS



1984年製
Serial number : 90006
Color : Cherry Sunburst




このギターは恐らく御大が最初に公けに使用したレス・ポールではないかと思われます。
1984年当時に新品で入手したと思われ、その時レコーディングしていた5thアルバム[ Brothers In Arms ]のタイトル曲[ Brothers In Arms ]で使用されたとの事です。

そのアルバムに伴うBrothers In Arms Tourでは[ Brothers In Arms ]と[ Money For Nothing ]で使われました。
このギターも1985年7月のLIVE AIDでスティングと共演した[ Money For Nothing ]で観る事が出来ます。

しかし最近はオールドのレス・ポールを使っているせいか、全く見かけなくなった1本です。

ちなみにこのギターの相場価格は前述のオールドのレス・ポールのそれぞれ相場価格の200分の1ぐらいです。(←そればっかじゃんYO!)




Gibson ES-335TD - 1959 - NAT



1959年製
Serial number : unknown
Color : Antique Natural




このギターもヴィンテージ価値の高いオールドのES-335です。
いつ頃入手したのかははっきり判りませんが、Rudy Pensaさんを通して入手した様です。

インタビューで語ったところによると1979年のBob Dylanのアルバム[ Slow Train Coming ]のレコード・セッションで使用したとの事ですから、比較的古くから所有していたんでしょうか。

それとは別に入手したものの様な気がしますが入手時期の詳細が不明なので確信を持てません。

そしてこのギターが他にレコーディングで使われたというエピソードは聞いた事がありませんが、2000年の2ndソロ・アルバム[ Sailing To Philadelphia ]の頃に引っ張り出して来たのでしょうか?

ちなみに2001年のSailing To Philadelphia Tourで[ Baloney Again ]と[ Wag The Dog ]で使用されました。
本人曰くFender '59 Bassman(ギター・アンプ)との組み合わせで使うと最高だそうです。

このギターはスゴく良い音がすると思うのでもっとステージやレコーディングで活躍してほしいですね。




Gibson Chet Atkins CE - 1982 - NAT



1982年製
Serial number : unknown
Color : Antique Natural




このギターはチェット・アトキンスの名を冠したエレクトリック・ガット・ギター、いわゆるエレガットです。
エレガットといえば普通はアコースティック・ギターの様にサウンド・ホールのあるホロウ・ボディが主流なのですが、このギターはなんとソリッド・ボディです。
しかしそのソリッド・ボディが故に、ガット弦の震動がダイレクトにブリッジ部分の下に取り付けられたピックアップに共鳴して非常に独特な音色を奏でます。

恐らく御大(←だんだん定着してきたかな?)もその独特なサウンドとステージでの取り回しの良さ(エレキ感覚で立って弾ける)からチョイスしたのではないかと思われます。
決して憧れのチェットさんの名前が付いたギターだから選んだ訳ではないでしょう。

レコーディングで使用したという著述や文献はありませんが80年代のLIVEのステージでは結構使われていました。

ちなみに1981年のMaking Movies Tourでは[ Romeo and Juliet ]のアウトロや次のアルバムのタイトル曲だが既に演奏されていた[ Love Over Gold ]、[ Private Investigations ]で使われていました。

そして1985~1986年のBrothers In Arms Tourでは[ Private Investigations ]、[Your Latest Trick]、そしてイントロがカリプソ・ヴァージョンだった[ So Far Away ]でも使われていました。

その後、1990年代以降はステージで使われていない様です。




Gibson SG Standard - mid 1960's - WH



1967年製
Serial number : unknown
Color : White




このギターもいつ頃入手したのかは不明です。

特徴はこの1967年頃から変更になった大きなピックガードです。(それ以前のSGはボディ正面から見てピックアップの右側のみにピックガードがありました。)

余談ですが同時期にイギリスのバンドで当時のNWOBHMの牽引役といわれていたSaxonのGraham Olverというギタリストも同じ年代で同じ色のギターを使っていました。(こちらはビグスビー・アーム付でしたが)

1983年のLove Over Gold TourのステージではこのギターのチューニングをオープンGにして当時のシングル[ Two Young Lovers ]を演奏しています。

オフィシャルVIDEO [ Alchemy ]でもこのギターで[ Two Young Lovers ]を演奏する御大を観る事が出来ます。

このギターも近年全く見られなくなったギターの1つです。




Gibson Super400CESN - 1955 - NAT



1955年製
Serial number : A22087
Color : Natural




このギターも先のES-335以上にレア・ヴィンテージ・ギターです。めったに市場には出回らないこのレア・ギターを御大は1989年頃入手したとの事です。
基本的には改造等は行われていない様で、このギターの最大の特徴であるオリジナル・アルニコ・ピックアップが搭載されています。
ちなみにアルニコとはピックアップに使っているマグネットの材質の一種で、3つの材質のミックスされており名称の由来は< アルミ + ニッケル + コバルト=アルニコ >です。
ちなみにレコーディングではダイアー・ストレイツの1991年の6thアルバム[ On Every Street ]の中の[ Fade To Black ]で使われています。

LIVEでは1990年のノッティング・ヒルビリーズのU.K.ツアーで演奏された[ Run Me Down ]で使われ、ダイアー・ストレイツの1991~1992年のOn Every Street Tourでも[ Your Latest Trick ]で使われており、後者はDVD[ On The Night ]で観る事が出来ます。

また大栄出版から発売された御大の日本語翻訳された唯一の自伝[ マーク・ノップラー/ギターマンの夢 ]の背表紙でこのギターを抱えた御大の雄姿を確認する事が出来ます。





Gibson Les Paul Special - 1959 - CH



1959年製
Serial number : unknown
Color : Cherry Red




このギターはデビュー前、少なくとも1976年以前に入手したと思われる1本です。

仕様としてはP-90シングル・コイル・ピックアップをマウントしたオリジナルのレスポール・スペシャルにビグスビー・トレモロ(ヴィブラート・アーム)を取り付けた様です。
ちなみにこのビグスビー・トレモロは後に外されたとの事です。
本人のインタビューによると、このギターはダイアー・ストレイツのデビュー・アルバム制作時のスタジオ・セッションで使ったとの事で、デビュー当時のツアーのギター群を写した写真にもこのギターはサブ・ギターとして控えていました。

ちなみに一番左の画像は1976年のカフェ・レイサーズ(ダイアー・ストレイツの前身バンド)のライヴのスナップショットらしいです。
また左から2番目の画像はダイアー・ストレイツのデビュー直前の野外ライヴでの貴重なショットです。

御大はまだこのギターは所有しているのでしょうかね?





まだ他にもES-175D等も所有しているらしいのですが未確認なので判り次第追加していきます。
また画像が空白の部分も入手次第入れていきます。